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腰痛(男性:1位、女性:2位)

腰痛(男性:1位、女性:2位)

男女で肩こりとの順位が入れ替わってるという面白い結果ですね。

おそらく、男性の方が座っている状況が多いのという結果かも知れません。

例えば、デスクワーク、車の運転は男性の方が比率は高く、お店の販売員などの立ち仕事は女性比率が高いなどです

という事は座っている状況が多い(長い)ほど腰痛になりやすいという事も言えます。

しかし、「立っているより、座っている方が楽じゃん」という声も聞こえて来そうです。

実際、電車やお店でも椅子が空いていればすぐ座ったりしますし。

では、この辺も含めて紐解いて行きましょう。

「腰痛」とは何か?

「腰痛」とは字のごとく、腰が痛い。

そのまんまですね。

他にも「腰が重い」、「腰に違和感がある」など「腰痛予備軍」のような症状もあります。

肩こりでも書きましたが、痛いという感覚は神経が脳に「痛い」と伝えていると言う事になります。

神経という信号線が身体のあちこちから脳につながっており、神経の末端には色々な状態を感じるセンサーが付いています。

そのセンサーには

  • 色を感じるセンサー → 目(視覚)
  • 音を感じるセンサー → 耳(聴覚)
  • 臭いを感じるセンサー → 鼻(嗅覚)
  • 味を感じるセンサー → 舌(味覚)

そして、熱い、痛い、押された、触られたなど、色々な状態を感じるセンサー(触覚)ががあります。

他にも運動神経や自律神経などもありますが、ここでは、これらの感覚神経について記載しています。

合計5つのタイプのセンサーが身体中に多数あり、これを「五感(ごかん)」と呼んでいます。

ちなみに「6番目のセンサー」として「第六感(シックス センス)」など言われていますよね。

昔からいう「虫の知らせ」なんて言い方します。

面白そうですが長くなりそうなので、これらの話については、こちらをご覧下さい。

虫の知らせ(第六感、シックスセンス)って実際どうなの?

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神経が腰痛の伝言板?

話を元に戻しますと、腰痛は腰にある神経(センサー)が脳に痛みとして伝えているから発生します。

まあ、伝言板というより、「電線」に近いかも知れません。(家から電柱につながっている線です)

このケースは2つあると考えられます。

  1. 神経が普段押されないものに押された(挟まれた)痛み
  2. 筋肉が伸びた時、これ以上伸びたら危険だと神経が脳に伝える手段としての痛み

1つ目の例として解りやすいのが、「はじめに」でも記載しました「椎間板ヘルニア」です。

これは背骨を構築(積み上げ)している椎間板が吐出し、神経に触れている為、痛みやシビレとなって現れます。

他には通常柔らかい筋肉の間を走行している神経ですが、体を動かしたりした際、筋肉の一部の硬くなった箇所に神経が押され痛みとなって現れたりもします。

こちらの方が一般的な腰痛に近いです。

例えば、誰かに指で腰をグーっと押されても、腰痛でない人は体内の神経は周りの柔らかい筋肉などがクッションとなり痛みは出ません。(当然、思いっきり押せば痛いです)

しかし、腰痛の人は筋肉が硬く(拘縮)なっているところ(いわゆる「コリ」)を押されると硬くなった筋肉がクッションの役割を果たさず、指の力をそのまま伝えて神経を刺激し、痛みとなります。

こんな感じで、イメージすればいいと思います。

下の図は、骨と骨をまたがって(関節)、筋肉が付いています。

なお、皮膚に近い「表層筋」と骨に近い「深層筋」が重なっています。

そして、この表層筋と深層筋の間に神経が通っているとします。

筋肉のコリ無し(通常)

筋肉のコリ無し(通常)

皮膚の上から、指で押してみますが、こりの無い人では表層筋の弾力で特に神経が押されることはありません。

筋肉のコリ無し(押してみる)

筋肉のコリ無し(押してみる)

今後は筋肉が一部硬くなってしまった「コリ」が表層筋にあったとします。

筋肉のコリ有り

筋肉のコリ有り

また、指で押してみますが、今度はコリがそのまま押される形(硬いので潰れない)となり、神経を押すこととなり、脳に痛みとして伝えます。

神経の場所によって、鈍い痛み、シビレ、激痛など様々です。

筋肉のコリ有り(押してみる)

筋肉のコリ有り(押してみる)

今度は、実施に関節を曲げた時で見てみましょう(腰を曲げたのを想像して見て下さい)

関節を曲げると、関節をまたがった繊維状の筋肉が均等に伸ばされているのでスムーズに曲がります

筋肉の繊維コリ無し(曲げる)

筋肉の繊維コリ無し(曲げる)

では、コリがあった場合はどうなるでしょう。

下の図は筋肉内の筋繊維の一部が硬くなっています(いわゆるコリです)

筋肉の繊維コリ有り

筋肉の繊維コリ有り

この状態で関節を曲げていくと、コリの部分は伸びず手く曲がらないので周辺の神経をそのまま刺激することになります。

また、筋肉は伸び縮みする事を感知する神経(センサー)を持っている為、硬いコリの部分が伸ばされようとすると、これ以上伸びたら危険(損傷)という事で、痛みとして脳に伝えます。

これが、腰痛の2つ目のケースになります。

筋肉の繊維コリ有り(曲げる)

筋肉の繊維コリ有り(曲げる)

コリの部分をゆっくり曲げる(伸ばす)と、痛みとして脳に伝わる為、我々は痛くて曲げるのをやめます。

しかし、急に動いたりすると、痛みで動くのを止める前に、先に筋肉が損傷(捻挫)します。

これがいわゆる「ぎっくり腰」です。

これは警告の痛みではなく、手遅れの痛みです。。。

「ぎっくり腰」は腰の筋肉の捻挫であり、足がカクッとなって起きるのが「足首の捻挫」です。

これも、痛みで曲げるのを止める前に、ガクッと伸びてしまった結果です。

ちなみに足首の場合はコリというより、足首が固い、柔らかいなどと言います。

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