私の膝(ひざ)は痛いです。
いきなりの見出しですが、私は皆さんと痛みを分かち合う為に整体的な症例を色々持っている気がしてなりません。
まあ、内科的疾患(腫瘍とか)が無いのが救いですが。
私は左膝を痛めます。
普段は大丈夫なのですが、ジョギングすると痛くなります(だいたい5km以上で痛くなります)
太ももの骨「大腿骨(だいたいこつ)」とスネの骨「脛骨(けいこつ)」との間に半月板(はんげつばん)なる柔らかい板状のものが挟まっています。
この半月板が膝をスムーズに曲げるのをサポートしています。(ただでさえ、重たい上半身が膝に乗っているので)
半月板は膝の内側と外側とで半分ずつ挟まってます。
丸いセンベイを半分に割って、膝の内側と外側に挟んであると思って下さい。
だから、半月って言うんです。
下の図は太ももを取って、膝を真上から見た様子です。(半月板が内側、外側にそれぞれあります)
半月板(はんげつばん)は半月じゃあない!
「ぜんぜん半月の形じゃあ無いじゃん!」って
確かに私もそう思います。
視力検査の記号と言うか、馬の蹄(ひずめ)と言うか。。。。
実際、赤ちゃんが母体にいる時は半月らしいのですが、徐々に中がくり貫かれたような形状に変化しているようです。
これはこれで、(三日月っぽい)最終形状の方で何故命名しなかったのかが不思議ですが。
話を元に戻します。
私は走ると、段々この半月板がズレてきて、神経を刺激し、痛みとなって現われるようです。(痛くて走れなくなる)
そして、普通に歩いたり、階段を降りたりするだけで痛みます。(膝を伸ばす時に痛む)
ズレてしまった場合、膝小僧の下あたりから、指で後ろ側にギューっと押すようなイメージで指圧を加え続けて戻せばいいのですが、自分では出来ません。
(自分で人差し指で引っ掛けるように引っ張ると、どうしても膝が力んでしまって上手くいきません)
戻すには膝のサポーターをしてウォーキングすると、自然に治ってしまっています(これが自然治癒力です)
半月板はスネの骨(脛骨)にくっ付いているというよりは、乗っている状態なので、膝を曲げたり、伸ばしたり、内股やガニ股にすると、スネの骨の上で前後に移動します。
2つの半月板が両方前に移動する時もあれば、互い違いに移動したり、膝の曲げ方によってパターンがあります。
膝を伸ばした際、この半月板が移動したままで上手く戻らなかった時に痛みが発生します。
例えば、階段を降りる時、足を伸ばした状態で痛むのはこの為です。
他にもスポーツをする人に多い「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」や、「鵞足炎(がそくえん)」と呼ばれる膝の痛みもあります。
動かすとよくなる
半月板はレントゲンなどでは上手く映らない為、膝が痛いと病院に行っても、「半月板がすり減ってきているかも」など、決定的な証拠があって言われる訳ではありません。
そして、「歳だからすり減ってきても仕方ないね」とか、「炎症起こして水が溜まってきているかも知れない」みたいな都合のいいジョーカーを切って終わりです。
(腰が痛いと病院に行って、「腰痛」ですねと言われるのに近いかも知れません)
私の小学生の娘はダンスの練習でたまに膝が痛くなるって言います。
これも「歳だから?」
そんな訳ないですよね。
娘はしばらく普通に歩っていると自然に治っています。
人は痛めた所を無茶をしない程度に動かし続けると自然に治ります(自己治癒能力です)
安静という名の下(もと)に、動かないでいると本当に寝たきりになってしまいます。
少し介護費用を調べてみたら青ざめました。。。(死んでもトレーニングしてた方が安上がりになりそうです)
定期的に病院で痛み止め、栄養剤をもらって、定期的に膝の水を抜いてなんて、これではいい常連客です。
本当に辛い時は痛み止めも仕方ありませんが、痛みは体のSOSです。
子供がSOSを出したら、口をふさいて、聞かなかった事にしたりしませんよね。
耳を傾け、なんとかしようと一緒に努力しますよね。
膝のレントゲンで腫瘍や、ヒビ、骨折が見つかったのであれば、手術や楽物療法も必要でしょうが、特に何も見つからなければ自分自身(自己治癒)で何とかしてみませんか?
何かあればご相談に乗りますし、できる限りの努力はさせて頂きます。