子供の頃は1年がもの凄く長く感じたのに、最近では、「もう12月」なんて毎年言ってる気がします。
なぜ、人は歳を取ると1年が早く感じるのでしょうか?
人間は細胞が集まって出来ています。(約37兆2,000億個)
細胞の種類としては
- 骨を作っている骨芽細胞
- 筋肉を作っている骨格筋細胞
- 皮膚の皮膚細胞
- 血液の大半を占める、赤血球(これは細胞って名称は付かない)
など約200種類の細胞でできています。
その細胞は定期的に新しく作られ、古いのは体外へ排出されます。
この定期的な入れ替わり(新陳代謝)は20歳くらいまでは、成長期である為、周期は早いです。(身体が大きくなったりする為)
しかし、30歳を過ぎる頃には、ジャンクフードの食べ過ぎ、寝不足などの悪い生活習慣や、運動不足で細胞の入れ替わり周期が遅くなります。
実はこの細胞の入れ替わり速度(新陳代謝速度)が体内時計(身体で感じる時間速度)となります。
だから、歳をとって新陳代謝速度が遅くなると、体内時計の進み(感じ方)も遅くなります。
でも、世の中の時計は、しっかり
60秒 → 60分 → 24時間 → 30日 → 365日
と正確に刻んでいきます。
まとめると
「成長期の新陳代謝速度」
= 「世の中の速度(時計)」
これに身体が慣れてしまっている為、
「中年以降の新陳代謝速度」
< 「世の中の速度(時計)」
になると、体内で感じている時間の進みでは、現実の速度に追いついていかない為、
気がつくと、
「もうそんな先(月日)に行ってるの!?」
などの感覚になります。
これが
「歳を取ると1年が早く感じる」
という事です。
<補足>
運動習慣のある人は、ない人に比べて時間の進みは遅く感じるはずです。
そして、運動すると脳に血液がしっかり行き渡る為、好奇心、チャレンジ精神が衰えません。
よって、色々な事を始めたりして行動力が上がります。
結果、たくさん色々な事をやりたいから
「もっと時間が欲しい」
と、贅沢な悩みを言っている可能性はあります。
これは素敵な悩みだと思いますよ。