台風、選挙、またまた台風の影響で、延期、延期となった、白浜(西横渚地区)海岸清掃がやっと実施されました。
海女小屋崩壊の木材や、近所の屋根瓦、その他のゴミが多数散乱していた為、ゴミ拾い時間をかけることとしました。
よって、恒例の草刈りは行わず、野焼きで処理しました。
日本で野焼きは、ほとんどの市町村で禁止されています。
本日行った、草木の野焼きでは、焼き後から「草木灰(そうもくばい)」という灰が発生します。
そして、草木灰は、果実や球根を太らせたり、害虫予防に効果があるとされています。
しかしながら、物を燃やすとダイオキシンという有害物質が少なからず発生します。
ダイオキシンは男性ホルモンや女性ホルモンに影響を与えるとされ、発がん性があるとも考えられています。
このようにダイオキシンは人体に影響がある為、(野焼きで)発生させない。
また、風などによる近隣への飛び火防止の為、一般家庭での野焼きは禁止とされています。
なお、800度以上で焼却するとダイオキシンの発生を抑えるという性質があります。
よって「南房総市」では、次のようなごみ焼却炉の構造基準が設けられています。
以下の条件を満たす家庭用(小型)の焼却炉も売っている為、私も購入(下記リンク参照)を迷っています。
【ごみ焼却炉の構造基準(抜粋)】
- ごみを燃焼室で摂氏800度以上の状態で燃やすことのできるもの
- 外気と遮断された状態でごみを燃焼室に投入できること
- 燃焼室の温度を測定できる装置(温度計)があること
- 高温で燃焼できるように助燃装置(バーナー等)があること
- 焼却に必要な量の空気の通風が行われているものであること
風呂焚き釜・炭焼き釜・薪ストーブはごみ焼却炉にあたらないので使用できますが、ごみを燃やすことは禁止です。
ちなみに本日の海岸清掃による野焼きは、以下にあるように例外の範囲と考えます。
【野焼き禁止の例外規定(抜粋)】
- 国又は地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
例えば、河川敷・道路側の草焼き等- 震災・風水害・火災・凍霜害その他の災害の予防・応急対策又は復旧のために必要な廃棄物の焼却
例えば、災害等の応急対策・火災予防訓練- 風俗習慣上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
例えば、どんど焼き・塔婆の供養焼却等- 農業・林業又は漁業を営むためにやむ得ないものとして行われる廃棄物の焼却
例えば、焼き畑・畔草や下枝の焼却・魚網にかかったごみの焼却等- 焚き火その他日常生活の焼却であって軽微なもの
例えば、落ち葉焚き・焚き火・キャンプファイヤー等
ダイオキシンはビニール類、プラスチックなどを燃やすと発生しやすいと言わています。
たまに行う自治体での草木の野焼きより、家庭ゴミを個人で燃やす方が気を使うべきかと考えます。
南房総に来て1年半程度の初心者(住むにはいい!)ですが、いい空気、景色を守るには個人の知識、及び強い認識が大事かと思います。