以前、次の話をしました。
- 白米茶わん1杯 → 角砂糖17個
- 6枚切り食パン1枚 → 角砂糖9個
今回は体内に入った糖は、どうなるのかという話しです。
吸収された糖は血液中を流れます。
血液中の糖は血管の内側の「コラーゲン」というタンパク質と結合して「糖コラーゲン」になります。
これはAGE(最終糖化酸化物)とも呼ばれ、血管にこびりつくと頑固なコゲとなり動脈を硬く変化させて、「動脈硬化」を起こします。(糖毒性と言う)
イメージとしてはこんな感じです。
鍋に油を入れて熱しても、特にコゲつくことはありません。
卵を入れて熱しても、多少コゲつく事はあっても簡単に取れます。
しかし、ご飯を入れて熱すると、コゲて張り付き、洗ってもなかなか取れません。
これはご飯に含まれる糖とタンパク質とが、熱により反応して「糖タンパク」となったからです。
特にタンパク質の中でもコラーゲンは弾力繊維であり、糖とくっつきやすいです。
このコラーゲンが豊富にあるので、血管と肌です。
血管内では糖によりコラーゲン同士がくっつきあって、血管が硬くなってきます。
これが動脈硬化です。
動脈硬化は血管をつまらせたり、破けやすくさせます。
結果、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)になったりもします。
運よくすぐ発見され、助かったとしても脳に障害が残り、周りの助けなしでは生活が困難なケースもあります。
自分も含め家族を動脈硬化への道へ助長していませんか?