「成長ホルモン」
という言葉を聞いた事があると思います。
「お肌のゴールデンタイム」
女性ならおなじみですね。
お肌のゴールデンタイムとは、夜22時〜夜中の2時くらいのことを言います。
このお肌のゴールデンタイムに爆睡できると、脳(下垂体)から成長ホルモンという物質がドンドン分泌されます。
成長ホルモンは傷ついた肌を修復し、脂肪の燃焼を進める作用があります。
また、肉体疲労も回復できます。
だから、朝起きて、疲れが取れない人は、このお肌のゴールデンタイムに爆睡出来ていないか、成長ホルモンが分泌する準備が出来ていないとか思われます。
この成長ホルモン、20歳くらいを境に分泌が減っていきます。
なんと40代では、10代の半分くらいしか分泌されなくなります。
また、成長ホルモンは肌の修復だけではなく、内臓や血管の修復作業も行います。
人間は内臓が重要なので、まず内臓や血管の修復に成長ホルモンが使われます。
お肌、髪の毛、爪などは優先順位が低いのです。
ただでさえ、歳を取ると成長ホルモンの分泌量が減っているので、お肌などに回せる余裕はありません。
だから、新しいお肌に入れかえる(ターンオーバー)ことが出来ずに、古びた肌のまま過ごすことになります。
歳を重ねていき、身体の修復が間に合わないことを老化と言います。
しかし、歳を取っても、この成長ホルモンを分泌させる方法はあります。
それは「筋トレ」です。
日本では「筋トレ」というと、ボディービルダーや体育会系の人たちが行うイメージですが、アメリカなどではウォーキングやジョギングと同レベルの感覚です。
成長ホルモンを分泌させる通常の筋トレは、かなりハードです。
毎日する必要はないのですが、1回に30〜60分くらいはしないと効果が出ません。
いわゆる「身体を追い込む」ということです。
これが快感(趣味に近い)の人はいいのですが、健康、美容、ダイエット目的の人には大多数が無理だと思います。(続きません)
巷には、さまざまなトレーニング方法がある中、加圧トレーニングというものがあります。
この「加圧トレーニング」は筋肉を圧迫して、血流(酸素)を制限した状態で行います。
筋肉を酸欠にすることで、短時間(実質10〜15分くらい)で、通常のトレーニングと同等(又はそれ以上)の効果が得られます。
なお、加圧トレーニングで、成長ホルモンが通常の290倍分泌されたという研究データもあります。
技術の進歩で便利な世の中です。
このような仕組みを利用しない手はないと考えます。
そして、余った時間、体力で別の楽しいことをすればいいと思います。
まずは進む(始める)ことが大事だと思います。(思っているだけでは何も変わらないことは確かです)